2008-06-12

日本の仏教難民 ??? 3

日本の仏教難民 ??? 1・2を読んでビックリするほどのレスポンスの速さで、多数のコメントやメールを頂いた。が、しかしそのすべての方のコメントが管理者だけが読む事を希望されており、コメントでなくメールという形で頂いた方々も同じ心情なのであろう。

自分の意見であるコメントを公表して人の意見を聞けるいいチャンスだと思うのですが・・・。
お坊さんや関係者からのご意見も是非ともお寄せいただきたい。

それだけ、微妙な問題に足を突っ込んでしまった、ということであろうか?
今や仏教学者から一般の人々まで公然の事実ですよね。もちろん分っていても立場上言えない方もおられるでしょう。

さて、本題に入ります。
実家に住んでいるが新宅の核家族で神棚も仏壇もない、そんな宗教とは縁遠い人間が、あるいは宗教が大嫌いな人間が、ある日ふとしたことから発心したとします。言い換えればブッダの教えに触れて心の扉が開いたとしましょう。

貴方ならどうしますか?

いきなり仕事を辞めて仏教大学に行くわけにもいかず、ましてやすべてを捨てて出家するわけにもいかない。と考えると近所のお寺にでもいって和尚に聴いてみるか、となるのだが、世間での一般的なお寺の坊主の印象は、宗教法人をいいことに“坊主まる儲け”でやりたい放題というイメージがつきまとう。

ここまで書いたのは、お察しのとうりで私がガラにもなく発心した頃の話しである。この頃の私はブッダとは誰で、どんな事をいっているのか?ということが無性に知りたくて知りたくて渇望していた。そして、お坊さんとお寺と葬式と取り巻き業者を包括する日本の仏教の巧妙な集金システムに憤りと偏見をもっていた。

というのも、立て続けにこんな思いをしたからである。
時間があるときには夕方にウォーキングをしていた。丁度その中間地点にお寺があり、清々しい気持ちで境内を通って折り返して自宅に戻るのが丁度いいコースであった。一週間に一度ぐらいは賽銭をいれて手を合わせることもあった。何度もお寺の奥様と思われる方と境内でお会いし、笑顔で会釈をしてくれるようになった。そんなある日、その方から「檀家様ですか?」と声をかけられたので、違うのだが仏教に興味があるので勉強させてもらえませんかとの私の声をさえぎり、「檀家様以外の境内への立ち入りはご遠慮していただいております」と手のひらを返したようにぶっきらぼうに言われた。

また、こんな事もあった。
ネットで調べてみると、自宅から車でわりと近いお寺で毎月法話会があるという。
電話で問い合わせてみると、檀家でなくてもどなた様もお越し下さい、と言われたので仕事を早めに切り上げて参加してみた。だいぶ早く着いてしまい、和尚が対応してくれたので思い切って自分の気持ちを話してみた。
「最近、仏教に興味をもって印度で発祥した仏教とかブッダそのものとか、もともとのブッダの教えとか、そおいうところから勉強を始めてみたい」と正直に話してみた。

すると、面倒くさそうな顔つきになり驚くべき答えが返ってきた。
和尚曰く、「うちではそおいう話はしませんよ、うちは○○宗ですから開祖○○の説いた教義に関する勉強会になりますな、だいたいそんなややこしい事を知っても何の役にも立ちません、ただ○○を唱えればいいんです、簡単でしょ、誰でも極楽浄土にいけますよ、お墓は後からでいいので檀家になられたらどうですか?」と切り捨てられた。
その後の法話会も聞いていたが、如何に戒名が大事であるかとか、ご先祖様の祭り方とか、現在宗門の大学に通っている息子の自慢話とかに終始していて、白々しくて聞いていられないので途中で帰ってきたのであった。

つまり、法話会とは名ばかりで、ブッダの教えはどこにも欠片もなく、お寺の集金システムの“すり込み”に終始しているのである。

では、私のような人間はどうしたらよいのであろうか?
ご縁が無いと諦めるか、ジッとご縁が廻ってくるのを待てばいいのであろうか?

しかるに、私のような人間が行き着く先は、新興の宗教ということになりやすい。
しかし、私はそうはならない。なぜなら矛盾しているようであるが、私は宗教が嫌いなのである。

そんな人間がたどり着く先が、“書斎仏教”である。

しかし、これはこれで問題がある。
ブッダの教えを知り吸収していくのは楽しいのだが、まるで仏教学のような視点で仏教を見るようになってしまい、いっこうに信仰にならないのである。
数々の宗教の中からやっと仏教と決めたのに、宗旨宗派を選ぶのが至難の業である。

あるお寺の息子(彼は普通の公務員)にそっと相談してみると、うちの宗派は何かと金がかかるから、○○宗は割と良心的らしいよ、などと訳の分らぬ判断基準をもとに○○宗を推薦してくれた。坊主の身内からしてこうなのだから、いよいよ悩ましい現状である。

ところが数ヶ月して、そんな私の陳腐な考えを打ち砕き、道を示してくれるお坊さんが現れることとなった。まさに不思議なご縁としか言いようがない。

つづく

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